2021年09月27日

パワハラなブラック事務所とコンプライアンス

前回のブログの記載から1年半以上が経ってしまいました。コロナ禍で対外的な行事ができなかったこともあり、中小企業診断士の活動は停滞したままです。せっかく資格を取得したことですし、そろそろ活動を復活させたいところです。
本業の法律事務所の方は、新人弁護士の採用を繰り返してみたものの、価値観が一致することは難しいようで、定着することがなく、現在は一人事務所に戻ってしまっています。弁護士も個人事業主としてベンチャースピリッツが必要だと個人的には考えているものの、その価値観を共有できる若者に出会うのは難しいようです。銀行勤務時代は、「平成入行の若造が偉そうなことを言うな」とよく怒られたものですが、そういう私自身の価値観もどっぷり昭和世代に浸かっているところはあるのかもしれません。特に私が勤務していたのは、極めてハードな住友銀行という銀行でしたので、最近の若者と話が合わないことも多いです。ベンチャー企業を目指す若者の中には、私が銀行入行時代に流行っていた、リゲインの広告「24時間戦えますか」という価値観をもった人も見受けられますが、法曹志望の方で、そこまで根性の座った方はなかなか見当たりません。パワハラなブラック事務所とベンチャースピリッツは紙一重のところがありますが、偏った価値観を強要するわけにはいかず、難しいところです。
ということで、現在の仕事の比重としては、ベンチャー企業の中にどっぷり浸かりつつ、とはいえ、現代の企業として、パワハラなブラック企業と後ろ指をさされないようにしっかりとコンプライアンスを遵守し(コンプライアンスを遵守を日本語に訳すと「法令等遵守を遵守する」という変な日本語になりますが)、目標に向かってみんなで進むことを推進したいと考えています。
青山学院大学でコンプライアンスを教え始めて、かれこれ10年になります。その間に、私が監査役を務めていたディー・エヌ・エーでキュレーションに絡む問題が発生したり、まさに現場で様々な体験をしてきました。最近は、戦後最大の経済事件ともいわれるイトマン事件の暴露本がいろいろと出版され、私が新人住友銀行の行員であった頃、こういうことが起きていたのかということを、今になって知らされることがあり、これもコンプライアンスの良い教材となっています。私自身がまさに現場で体験したものを、後進に伝えることができればと思っています。
また、一橋大学法科大学院で司法試験受験指導のゼミを持って、こちらも約10年が経ちました。これまでに35名の教え子がいたのですが、実に32名が司法試験に合格しており、非常に嬉しいかぎりです。私などよりはるかに優秀な法曹として育っており、アメリカのロースクールに何人か留学しています(小室さんのニュースをみながら、私のアメリカのロースクール時代を懐かしく思い返していました)。
こうして、後輩たちの活躍を頼もしく思いつつも、私自身もまだまだ老ける歳ではありませんので、また、新たな挑戦をしていきたいと思います。
posted by いいぜん at 19:39| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: