飯田経営事務所は平成23年7月1日に設立されましたので、今日で2周年になります。
たまたま今日は日弁連で「若手弁護士独立の実践論」というシンポジウムが開かれており、私も興味津々で参加させていただきました。独立の態様は人それぞれ、いろんなパターンがありますが、みなさん共通して言えるのは、独立に向かって積極的に進んでいったということであって、追い込まれてやむを得ず消極的に独立するというのは避けた方がよいとのことでした。最初は拝み倒してでもどこかの軒弁に入って修行すべきで、そこで一通り仕事を回せるようになったら、次のイソ弁先も見つかりやすい。我々のように独立して日が浅い人にとっては、全くの素人をいきなり雇うのは難しいが、一人である程度仕事を回せるような人であれば、雇うことも可能であるし、この厳しい就職状況のもとでも、新卒でイソ弁先を探すよりも1〜2年修行を積んでからイソ弁に入る方がはるかに見つけやすいとのことでした(注:軒弁というのは、軒先を貸してもらえるが給料はもらえない弁護士のことで、イソ弁というのは居候弁護士のことで給料をもらって雇われる通常の弁護士のこと。実際には、軒弁でもボスから仕事をもらってその仕事の報酬をもらうという歩合的であり、一定の給料が保証されないだけにすぎず、場合によっては、軒弁の方が給料を多くもらっているところもあります)。
独立をするのであれば、1.自分の力を過信しない、2.興味を持った場所にはとりあえず顔を出す、3.人との縁を大切に・・・と、パネラーの取りまとめ役であった北弁護士は発言しておられました。7人の多種多様の独立弁護士がパネラーになられていましたが、みなさん個性豊かな方々でしたね。あそこに私が加われば8人目の独立弁護士のパターンを提供できたと思いますが、私の独立パターンは他の人にはあまり参考にならないので、私はおとなしく聴衆の一人としてきいていました。独立を夢見る若い弁護士が多数参加されておられましたが、同じシンポジウムをみても、実際に独立したあとではずいぶんと受け止め方も違うように思います。
北弁護士もおっしゃっていましたが、独立してみると、プレーヤーとしての仕事に専念できず、マネージャーとしての仕事に追われるため、いろいろと忙しくなります。私の場合は、この2周年に向けて、挨拶状を配りまくったりしようと考えていましたが、通常の業務で忙しくて、そんなことをやる暇もなく今日をむかえました。来年、もう一人の弁護士に加わってもらった後には、この辺のバランスをもう少しうまくとれるようにしたいと思います。
この2年間の間にいろんなことがありましたが、やはり、いろんな人の縁が大きかったです。こうした縁を大切にして、3年目はより大きく飛躍することができるように、頑張りたいと思います。
2013年07月01日
独立2周年
posted by いいぜん at 23:27| Comment(0)
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