2012年09月27日

エクスターンプログラム

法科大学院生にはエクスターンプログラムというものがあって、夏休みの間に法律事務所等で研修をするという課外活動です。一橋大学法科大学院の場合には、2年生(すなわち未修コースの2年目、既修コースの1年目)の夏休みに1週間程度研修することになります。学生にとって実際の現場を知る良い経験になるのですが、受け入れ側の事務所は大変で、しかも無償ですので、受け入れ先の事務所を探すのに法科大学院側も苦労しているようです。そのような状況は私も理解はしていましたが、まさか、うちの事務所にまでエクスターン生を受け入れてくれなどという依頼がくるとは夢にも思いませんでした。私は昨年の7月に事務所を立ち上げたばかりで、当面は一人事務所の予定でしたので、執務スペースも席は2つしかなく、非常に狭いですし、訴訟案件もほとんどないので、エクスターン生の受け入れに適した事務所とは言えません。しかしながら、お世話になった一橋の先生方からの依頼とあれば、何とか受け入れ態勢を整えて、充実したエクスターンプログラムを経験してもらおうということで、かなり苦労しました。結局、いろいろな方々のご協力を得ることができ、参加したS君には十分満足のいくプログラムになったのではないかと思います。一部上場企業の法務部にも2か所訪問しましたし、別の法律事務所への訪問や、第一法規という老舗の法律出版社にも訪問させていただきました。私自身もS君のエクスターンプログラムという名目で、これらの先を訪れることができたのは、非常に有意義なことでした。受け入れ前はどうなることかと思いましたが、何事もこうして1つずつ課題をこなすことで成長していけるのだなと、あらためて感じました。そういった意味で、今回のエクスターンプログラムは私にとっても得るものが多かったように思います。その分、その週の仕事が溜まりまくって次の週から大変な目に遭いましたが・・・。ここは一人事務所の限界で、やはり複数の弁護士で対応できる態勢にしないといけないなとも思いました。そのためには、定期的な収入源をもう少し充実させていかないといけないですね。自分を成長させるうえでも、できればIPO間際の会社の社外監査役や社外取締役といったものを経験できたらよいかなと思っています。そのうえで、起業したばかりの会社のお手伝いができるとよいのですが・・・。企業の成長をいろんな段階で応援できるのが理想ですね。来年のエクスターン生にはもっと充実した経験をしてもらえるように、私も努力していきたいと思います。
posted by いいぜん at 18:20| Comment(0) | 日記