2012年08月15日

オフィス訪問こんにちは!

うちの事務所の家主様が作成している「かわらばん」という冊子の中で、弊事務所を採りあげていただきました。この冊子は一般には出回っていないものですが、オープンオフィスの住民に配られているので、意外と読んでいる人がいたりします。先日は第一弁護士会の会報(平成24年6月号)の中でも、「若手弁護士の談話室」というコーナーで、「若手弁護士の苦境と独立についてのよもやま話」と題して記事を載せていただきました。個人事業主として利益を追求しなければならない面もあるのですが、やはり回り道をして弁護士となったからには、私でなければできない仕事というのを追求していきたいなと思っています。まだまだ試行錯誤が続きますが、少しでも前に進んでいけたらと思います。そのためにも、起業家の皆様のパワーを浴びることは非常に大切なことであり、せっせといろんな方のお話をききに行っています。弁護士という仕事はほうっておくと、どうしてもマイナスのオーラを浴びやすくなるので、意識的に前向きのパワーを得るようにする必要があります。

オフィス訪問こんにちは1.pdf

オフィス訪問こんにちは2.pdf
posted by いいぜん at 19:28| Comment(0) | 日記

2012年08月04日

弁護士業界の現況

7月25日(水)にSG−TIGERというFPの勉強会の場で、弁護士業界の現況について触れさせていただいたのですが、そのときお話しした以上に、状況は深刻だなという印象が強くなりつつあります。1つのきっかけは、新64期の弁護士(弁護士1年目)の方が、新66期(この9月の合格発表で受かっていれば、11月下旬から1年間の司法修習を経て来年の12月には弁護士等の法曹になる人たち)に向けて、就職相談を有料(1時間5250円)で受け付けますという募集をしたということが挙げられます。弁護士業界は、先輩が後輩に対して手厚く指導する慣行があり、私のように年齢的には若手とは到底言えない人間に対しても、3年目の弁護士として優しく指導してくれて、懇親会とかが無料になったりします。こうやって次の世代を育てていくよき慣行があったわけですが、この新64期の先生は、自らがそういう経験をすることがなかったのか、これから法曹になろうという人からお金をとるという不可解な行動に出ておられます。こうした事例をみると、OJTにより若い弁護士を育てるという慣行がもはや崩壊しつつあることが如実にうかがわれます。この点については、第一東京弁護士会会報の平成24年6月号の中でも、もう少し穏やかな形で触れさせていただいたのですが、そんな甘い事態ではないということでしょうね。
弁護士の広告規制がかなり緩やかになり、テレビやラジオ広告、電車内の広告なども目立つようになり、ホームページも非常に詳しい内容のものが増えつつありますが、大丈夫なのかと思うものが多いです。いろんな法律事務所のホームページをみると、あらゆる分野にわたって対応できるようなことが書いてありますが、そんなオールマイティーな弁護士はほとんどいません。よく自信を持ってそんなことが書けるなというのが私などには不思議で仕方がないのですが、それでもこうした抽象的に何でもできるという表示であれば、それほど実害はないかもしれません。問題なのは、「○○専門」などと書かれて大々的に書かれている場合で、そのように専門を謳うのであれば、少なくともその分野については専門なのだろうなと思うのですが、どうも内容がきわめてお粗末なものが目につきます。そもそも「専門」という表示は弁護士の広告としては不適切とされているのですが、それはともかくとして、専門を謳うからには、せめてその分野だけでも専門的な知識をもっておいて欲しいものです。特に最近目につく例としては、為替デリバティブ被害についてのサイトに明らかな誤りがあるケースがあります。「ノックアウト」や「レシオフェンス」とか言った用語の意味をきちんと理解していないのに、堂々と誤りを書いて被害者を募るサイトを見るにつけ、これでは二次被害を巻き起こすことになってしまうのではないかと危惧しています。私は銀行側でデリバティブ商品の開発に携わってきた数少ない人間として、顧客サイドに立つことは避けたほうが良いのではないかとこれまでは考えてきたのですが、こうした明らかな誤りをみるにつけ、顧客側の立場から適切な救済を求めることも必要なのではないかと思ってきました。こうした為替デリバティブの問題点については、またあらためて詳しく書こうと思いますが、弁護士への信頼を損ねるような事象がいろんな角度から生じている現況には、極めて強い危機感を持ちました。私自身、まだまだ知識も経験も乏しい弁護士ではありますが、よくわかっていないのにわかったふりをして弁護過誤をすることだけはしないよう、肝に銘じておきたいと思います。
posted by いいぜん at 22:03| Comment(0) | 日記